谷澤さんご夫妻(2020年8月インタビュー)
那賀町出身のご主人が家族と一緒にUターン。
奥様と一緒に『もちもちデザイン』という広告代理店を経営。
僕たちは大阪の同じ広告代理店で仕事をしていましたが、倒産を機に起業を決意しました。広告代理店業での独立ならリモートでもできる仕事だし、当時妻が出産を控えており子育てするなら田舎がいいと夫婦で考えていました。そこで、「起業するなら那賀町で!」と思い切ってUターンし、起業しました。
はじめは自宅で子育てをしながら仕事をしていましたが、会社が2期目を迎え事務所を構えることにしました。知り合いや近所の方に声を掛けて、町内に空き家があることを知り、空き家を借りて自分たちで漆喰を塗って改修しました。たくさんのホームセンターを回ってもなかなか見つからなかった漆喰が、那賀町内ですぐに手に入ったことには大変驚きました。
那賀町では車がないと不便に感じるところもあります。しかしそれ以上に人との繋がりがあり、いつも気にかけてくれる地域の方々の温かさに触れ、都会では感じられない田舎暮らしの良さを感じています。
出産で外出できない時期も、以前からやりたかった家庭菜園をして楽しく過ごしていました。畑にいると近所の人たちが声を掛けてくれて、野菜づくりのアドバイスをしてくれます。10ヶ月の娘も野菜をもぎとってしまうほど収穫を楽しんでいます。
一度県外へ出たからこそ気づく那賀町の壮大な自然を、毎日肌で感じています。(ご主人)
お付き合いの挨拶で初めて那賀町へ来たとき、大きな那賀川を見て「那賀川と結婚しよう。」と思ったほどです。(笑)(奥さん)
これからも頼もしい那賀町の人たちに支えられながら、仕事も子育ても楽しんで暮らしていきます。