平成17年に5町村が合併してできた町で、その広大な面積(694.86 ㎢)の9割以上が森林の町です。人口は約9000人(平成28 年度時)で、合併後、行政的な手続きに不便がないよう旧町村の役場ごとに庁舎(本庁・分庁・支所)が配置されています。
標高1,000越えのパノラマ~剣山スーパー林道~
全長87.7㎞に渡る林道(町道剣山線)が4町村にわたり、山肌を縫うように敷かれています。未舗装の林道としては日本最長で、その雄大な自然に惹かれ全国からツーリングファンが訪れます。(冬季期間は閉鎖されます)林道と周辺の登山道がレースコースとなるマウンテンマラソンは、過酷なコースと雄大な自然に魅せられたトレイルランナーが集まります。
日本一ドローンが飛ぶ町をめざして
町では人口密度の少なさを逆手にとり、ドローンによる町づくりに取り組んでいます。農林業への実証実験やレース大会の実施など様々な活用を模索しています。
那賀町の味
かきまぜ(ちらし寿司)や、ハマチ、サンマなど魚の寿司も柚子酢を効かせた香り豊かな味。祭りや晴れの席などで 振る舞われてきた故郷の味です。もち米を半分つぶした状態のおはぎは「はんごろし」と呼ばれ、その名前のおもしろさから町内外のイベントでも人気の商品となっています。
継承される伝統文化 ~農村舞台・人形浄瑠璃~
江戸から明治にかけ、人形浄瑠璃などを上演するため、神社の境内に設けられた農村舞台。町には40棟あまりが現存し、その数は日本一といわれています。近年、町内の多くの舞台が復活上演をはたして活気づいています。町青年団により結成された人形座、丹生谷清流座も公演に華を添えています。