センパイ移住者にインタビュー~第二章 杉の娘(地域おこし協力隊活動)編~ ゲストハウス杉の子・桑高 仁志さん

センパイ移住者にインタビュー
ゲストハウス杉の子 桑高 仁志さん
~ 第二章 杉 の 娘 編 ~

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-地域おこし協力隊活動ではゲストハウス経営とは別に『杉の娘(すぎのこ)学校』という学校を作られたと聞きます。きっかけはなんだったのでしょうか
 木沢地区に移った平成26年はちょうど木沢小学校が休校する年でした。小学校の休校と同時期に愛育班(あいくはん)という子どもの健康指導をする、今の民生委員の先駆けのようなものが木沢にはあって、その愛育班も解散となって、地域の女性たちの憩いの場がなくなってしまう、寂しくなるねって。
そこで、愛育班の方たちに地域おこし協力隊の任期の間だけになるけれど一緒にしませんかとお声がけしました。
まずはじめに支所に集まって、やりたいことをカードにそれぞれ書き出してもらうワークショップを開催しました。
「歌をうたいたい」、「お料理をしたい」、「裁縫をしたい」とみなさん色んなことをしたいんですよね。「それだったら、学校というコンセプトはどうですか!?」と僕から提案しました。すると、皆さんが自発的に、それじゃあセーラー服を作らないと!って座布団カバーの端布を再利用してセーラーカラーと毛糸の三つ編みのウイッグを作ってきましたね(笑)。
月1回のサロン開催を目指して6月に開校しました。地域おこし協力隊の任期の間だけのつもりだったのですが、当時30人で始めた杉の娘学校は今年7年目に突入しました。
僕はみんなが自発的に動くきっかけをつくっただけなんですよね。

-月一回のサロンに加えて、年一回文化祭も開催されていますね。
 小学校がなくなって文化祭もなくなってしまたったんですね。
そこで、活動目標を掲げる目的もあって成果発表会も兼ねた年一回の杉の娘祭(すぎのこさい)を開催するようになりました。今年で6回目の文化祭になるはずだったんですが、コロナウイルスの影響で延期になってしまいました。
毎年、文化祭には木沢地区内外から200人ほどが観に来てくれます。小学校の体育館が会場となるんですが、会場準備は杉の娘の学生(おばあちゃん)たちが草抜きしたり窓ふきや掃除機をかけてくれます。そうすることで使っていない体育館の手入れになりますしね。事前準備には地元の人たちや役場支所の職員も手伝ってくれます。徳島大学の学生も5~6人、当日スタッフとして来てくれます。プログラムや出し物も全部杉の娘の学生たちが考えているんですよ。
第一回は250人ほどの来場があったのですが、「初めてだし来てくれるだけでも有り難いから、おもてなしをしないと!」っていう杉の娘の学生たちが蒸しパンや羊羹とかを100人分くらい作って配ったりもしました。すごいですよね!(笑)。
特に印象深いのはやっぱり第一回の文化祭です。予想外の反響を受けたし地元の人たちの反応も良かった。ケーブルテレビの原稿書きや、椅子とかも役場から借りてこないといけなかったりとか、初めてのことばかりで段取りが分からず、大変な面もありましたけど、イチから作れたので面白かったし。杉の娘の学生たちのパワーもすごかったです!!!

-お話の中で「僕はみんなのお手伝いをしただけ」とおっしゃられていました。
地域の人たちの、言わば「やる気スイッチ」を押すという行動。
それが本当に大事なんだと感じました。自発的に行動した時の行動力や団結力のすごさは時に年齢も超えるのだなと。
これから地域おこし協力隊に応募しようかと思っている方には非常に参考となる行動(活動)の一つだと思います。
最終回の第三章では移住するとはどういうことなのかについてお話を伺います。
お楽しみに。

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ゲストハウス杉の子

771-6113

徳島県那賀郡那賀町寺内字18

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