周りは山。
山、山、山。木、木、木。
町の95％が山林。それが那賀町。
山々に囲まれた那賀町での暮らし、那賀町での仕事を考えていただく際に、かつて那賀町で盛んであった林業を、
選択肢のひとつとしてぜひ！加えて頂きたいというのが那賀町の思い。
那賀町の林業に従事する若手集団「山武者」のメンバーが中心となった、「リアル林業体感3DAYS」は、2015年から
毎年開催して参りました。林業従事者が減少している昨今、森を知り、森を育み、森と共存する「林業」という仕事が、
地球環境を守っていくことにつながる大切な仕事であるということが近年改めて見直されてきています。
市街地に暮らしていれば、転職の選択肢としてなかなか考える機会のない、林業。どんなものなのか、何が大変なのか、
どう面白いのか…何はともあれ、山の中に入って、自ら体感して頂きたいと企画し取り組んできた、3日間のこのイベントも、
今年で3回目を迎えました。
当初予定されていた9月の連休には台風到来で延期となってしまいましたが、10月の連休7(土)8(日)9(祝)で、無事開催されました。
今回の参加者は、女性3名を含む14人。
初日、場を和ませるアイスブレイクから始まり、林業の現状を学ぶ講義を受け、2日めには杉山へ入り、実際にチェーンソーを使っての
間伐や重機の操縦を体験していただきました。10月とは思えない強い日差しの中、実際に土や木の香りを感じ、自らが切った木が
ダイナミックに倒れていく音に興奮を口にする参加者の方たち。3日目には、今回のイベントを振り返っての感想や意見交換会。
林業の役割、林業を守っていこうとする那賀町の役割、林業に携わる者の思い…そうしたものに、イベント参加者のみなさんはもちろん、
あらゆる方々に関心を持って頂くきっかけになって頂けた3日間となりました。
2ヶ月が経ち、これからの冬こそが、林業シーズンです。山を守る人たちがいる、那賀町。山を愛する方々のお越しをお待ちしています
