Hib感染症予防接種について
Hib感染症とは
Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子供も多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。髄膜炎の多くは発熱で始まり,けいれん、意識障害へと進行し,抗菌薬治療にも関わらず死亡することがあります。また、一部は,突然のショック症状や意識障害で発症し短期間で死亡に至ることもあります。
ワクチン接種の効果
Hibの感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などが挙げられ、これらを起こした者のうち3~6%が亡くなってしまうといわれています。また、特に髄膜炎の場合は、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。
ワクチン接種により、Hibが血液や髄液から検出されるような重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。
対象者
生後2ヶ月から生後60ヶ月に至るまでの間にある者
標準的な接種期間は、初回接種開始は生後2ヶ月から生後7ヶ月に至るまで。
追加接種は初回接種終了後7ヶ月から13ヶ月までの間隔を置く。
接種回数・接種間隔
初回接種開始時に生後2ヶ月~7ヶ月
初回接種 |
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追加接種 | 初回接種3回目終了後7ヶ月以上の間隔を空けて接種する |
初回接種開始時に生後7ヶ月~12ヶ月
初回接種 |
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追加接種 | 初回2回目終了後7ヶ月以上の間隔を空けて接種する |
初回接種開始時に生後12ヶ月~60ヶ月
1回 60ヶ月(5歳)までに接種する
予防接種費用
無料(定期接種期間内の場合)
予防接種実施医療機関
医療機関名 | 電話番号 | 備考 |
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わだ内科 | 62-3311 | |
山本医院 | 62-3577 | 子宮頸がんワクチンのみ |
日野谷診療所 | 62-0073 | |
上那賀病院 | 66-0211 | |
木沢診療所 | 65-2409 | |
木頭診療所 | 68-2102 |
那賀町外の医療機関については下記ファイルをご覧ください。
定期予防接種医療機関令和5年6月1日現在 (PDFファイル: 344.6KB)
関連情報
出典:厚生労働省ホームページ
この記事に関するお問い合わせ先
保健センター
電話番号0884-62-3892
メールアドレス:hoken@naka.i-tokushima.jp
更新日:2025年01月30日