【平成9年4月2日~平成20年4月1日に生まれた女性の方へ】HPV(子宮頸がん予防)キャッチアップ予防接種について

更新日:2025年01月30日

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子宮頸がんワクチンは、平成25年から定期接種となりましたが、令和3年度まで積極的勧奨が控えられていました。
これにより、接種機会を逃してしまった接種対象者へ、令和4年4月より積極的勧奨が再開され、公費でワクチン接種を受けることができます。
この公費による無料接種は、令和7年3月31日までの経過措置となります。
接種は合計3回あり、完了するまでに6か月間かかりますので、接種を希望する方はお早めの接種をご検討ください。

キャッチアップ対象者

平成9年4月2日~平成20年4月1日に生まれた女子

ワクチンの種類と接種間隔・接種回数

接種する医療機関によって、接種するワクチンの種類が異なります。予約時に医療機関へ確認してください。

サーバリックス(2価ワクチン)について

子宮頸がん(HPV16・18型)を予防するワクチン

  • 1回目 令和4年4月より開始
  • 2回目 「1回目」の接種から1ヶ月以上の間隔をおいて接種する
  • 3回目 「1回目」の接種から5ヶ月以上、かつ「2回目」の接種から2ヶ月半以上の間隔をおいて接種する

ガーダシル(4価ワクチン)について

子宮頸がん(HPV16・18型)と尖圭コンジローマ(HPV6・11型)を予防するワクチン

  • 1回目 令和4年4月より開始
  • 2回目 「1回目」の接種から1ヶ月以上の間隔をおいて接種する
  • 3回目 「2回目」の接種から3ヶ月以上の間隔をおいて接種する

シルガード9(9価ワクチン)について 令和5年4月1日から定期接種できるようになりました

子宮頸がん(HPV16型と18型に加え、HPV31型、33型、45型、52型、58型のHPV)と尖圭コンジローマ(HPV6・11型)感染も防ぐため、子宮頸がんの原因80~90%を予防するワクチン

  • 1回目 令和5年4月より開始
  • 2回目 「1回目」の接種から1ヶ月以上の間隔をおいて接種する
  • 3回目 「2回目」の接種から3ヶ月以上の間隔をおいて接種する

子宮頸がんとは

 子宮頸がんとは、女性の子宮頸部にできるがんのことです。子宮は、胎児を育てる器官で、全体に西洋梨のような形をしています。また、子宮頸部は、腟へと細長く付き出た子宮の入り口部分(腟の方から見た場合には、奥の突き当たり部分になります。)のことを言います。

 100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、とくに発がん性が高いタイプ(16型、18型)の感染が問題となります。近年、20歳から40歳代の子宮頸がんは増加傾向にあります。子宮頸がんの約70パーセントは、HPV16、18型感染が原因とされています。その他、生殖器にできる良性のイボである尖圭コンジローマの原因となることが分かっています。

子宮頸がんの原因とは

 子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。

ワクチンの効果

 子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などに持続感染等の予防効果をもつワクチンです。現在、サーバリックスとガーダシルの2種類のワクチンが販売されており、これまで、16型と18型の感染やがんになる手前の異常(異形成)を90%以上予防したと報告されています。

子宮頸がんを予防するために

 子宮頸がんの予防法としては、子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、ヒトパピローマウイルスの感染を予防することが挙げられます。また、子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる過程の異常(異形成)やごく早期のがんを発見し、経過観察や負担の少ない治療につなげることができます。

子宮頸がん検診とは

 20歳以上の女性は、2年に1回の頻度で子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。一般的に、子宮頸部の細胞を採取して、細胞に何らかの異常がないか検査する「子宮頸部細胞診」が行われています。検診を受けられる場所など詳細については、那賀町保健センター健康増進担当までお問い合わせください。

予防接種費用

無料(令和4年4月~令和7年3月末まで

予防接種の副反応

 予防接種により、軽い副反応がみられることがあります。また、極めてまれですが、重い副反応がおこることがあります。
主な副反応は、発熱や局所反応(痛み、発赤、腫れ)です。まれに報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血など)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等が報告されています。

接種後の注意

 ワクチン接種後、注射部位が腫れたり痛みのでることがあります。また、注射による痛みや心因性の反応等による失神などの副反応が現れることがありますので、接種後30分位は接種した医療機関で背もたれのあるソファに座るなど安静にし、様子をみるようにしてください。

予防接種実施医療機関

那賀町内の医療機関(令和6年4月1日)
医療機関名 電話番号 備考
わだ内科 62-3311  
山本医院 62-3577 子宮頸がんワクチンのみ
日野谷診療所 62-0073  
上那賀病院 66-0211  
木沢診療所 65-2409  
木頭診療所 68-2102  

那賀町外の医療機関については下記ファイルをご覧ください。

関連情報

厚生労働省ホームページ内:

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター
電話番号0884-62-3892
​​​​​​​メールアドレス:hoken@naka.i-tokushima.jp