MR(麻しん風しん混合)予防接種は忘れずに2回受けましょう!
麻しん(はしか)と風しん(三日はしか)2つの病気を予防するための混合予防接種です。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています (PNG 155KB)
画像引用元(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html)
麻しんとは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風しんの症状は、子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に1人くらいの割合で発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
先天性風しん症候群とは
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子供が出生することがあります。(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%などとされています)。
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、風しんが発生している地域では、可能な限り不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けていただくなど、風しんにかからないように注意してください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子供、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないように予防に努めて下さい。
風しんのり患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
ワクチンの効果
麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
風しんの予防のためには、予防接種が最も有効な予防方法といえます。
風しんワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
対象者
第1期:生後12ヶ月から生後24ヶ月に至るまでの間にある者
第2期:5歳以上7歳未満で、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学前の1年間)
接種期間・接種回数
1回 | 生後12ヶ月から接種が可能(2歳の誕生日の前日まで) |
1回 | 5歳以上から接種が可能 |
予防接種費用
無料(定期接種期間内の場合)
予防接種実施医療機関
那賀町内の医療機関(令和5年4月1日現在)
医療機関名 | 電話番号 | 備考 |
わだ内科 | 62-3311 | |
山本医院 | 62-3577 | 子宮頸がんワクチンのみ |
日野谷診療所 | 62-0073 | |
上那賀病院 | 66-0211 | |
木沢診療所 | 65-2409 | |
木頭診療所 | 68-2102 |
那賀町外の医療機関はこちら 定期予防接種医療機関 R5.6.1現在 (PDF 345KB)
出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html