ジフテリア・破傷風の2つの病気を予防するための混合予防接種です。
DPT-IPV(4種混合)第1期によって得られた免疫は徐々に低下していくため、この年齢のお子様に接種する必要があります。
ジフテリアとは
ジフテリア菌により発生する疾病です。主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。
破傷風とは
破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の 障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。
ワクチンの効果
ジフテリア……ワクチン接種により、ジフテリアの罹患リスクを95%程度減らすことができると報告されています。
破傷風……ワクチン接種により、100%近い方が破傷風に対して十分な抗体を獲得すると報告されています。
対象者
11歳以上13歳未満
標準的な接種期間は、11歳に達した時から12歳に達するまでの期間
接種回数・接種間隔
1回 | 11歳に達した時から接種が可能 |
予防接種費用
無料(定期接種期間内の場合)
予防接種実施医療機関
下記をご参照ください
予防接種のできる病院
出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html