B型肝炎とは
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。
B型肝炎ウイルスへの感染は、B型肝炎ウイルスに感染した血液等に接触した場合に、感染を起こすことがあり、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。
ワクチン接種の効果
キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
ワクチンを接種することで、体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)ができます。
対象者
1歳に至るまでの間にある者
標準的な接種期間は生後2ヶ月に至った時から生後9ヶ月に至るまでの間
定期接種の対象とならない場合
母子感染予防のためのB型肝炎ワクチン接種を含む治療を受けた方については、健康保険給付の対象となっていることから、定期接種の対象者となりません。
接種回数・接種間隔
1回目 | 生後2ヶ月に至った時から接種可能 |
2回目 | 1回目から27日以上の間隔を空けて接種する |
3回目 | 「1回目」から139日以上の間隔を空けて接種する |
アレルギーのある方
薬や食品で皮膚に発疹やじんましんが出たり、体の具合が悪くなったことがある場合には、予め医師に相談してください。
B型肝炎ワクチンは酵母由来であることから、酵母に対するアレルギーにも注意が必要であると考えられます。
また、B型肝炎ワクチンのヘプタバックスⅡという商品については、バイアルのゴム栓に天然ゴムが含まれており、ラテックス過敏症(※)のある方が接種を受けるとアレルギー反応があらわれる可能性がありますので、予め医師に相談してください。
※ ラテックス過敏症・・・天然ゴムの製品に対する即時型の過敏症です。ラテックス製の手袋を使用時にアレルギー反応がみられた場合に疑います。また、ラテックスと交叉反応のある果物等(バナナ、栗、キウイフルーツ、アボガド、メロン等)にアレルギーがある場合には医師に相談してください。
予防接種費用
無料(定期接種期間内の場合)
予防接種実施医療機関
下記をご参照ください
出典:厚生労働省ホームページ
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html)