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大人の風疹抗体検査と予防接種について【妊婦さんも含みます】

風疹とは

 風疹とは風疹ウイルスの感染によって起こる急性熱性発疹症です。麻疹と同様に、春先から初夏にかけて患者発生が多くみられます。潜伏期間は2~3週間で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節腫脹が認められますが、3主症状がそろうのは約半数です。風疹ウイルスは、感染者の咽頭から排出されて飛沫感染しますが、発疹の出る1週間前から、発疹が出た後1週間くらいまでは感染力があるといわれています。 
 風疹の好発年齢は従来1~9歳頃で、集団生活に入る乳幼児と小学校の低学年に多く発生していましたが、最近は小児の予防接種率が上昇して、報告される風疹患者は9割以上が成人です。特に男性が女性の数倍多い報告数となっています。
 症状は大人が罹患すると、その症状は乳幼児に比べて一般に重く、高熱の持続や、関節痛の発現頻度が高いといわれています。特に、妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、胎児も風疹ウイルスに感染し、出生児が難聴、先天性心疾患、白内障、精神運動発達遅延等のいわゆる先天性風疹症候群を発症する可能性が高いことが知られています。


風疹の抗体検査

  徳島県では、先天性風疹症候群を予防し安心して子どもを産み育てることができる環境を確保するため、「風しん抗体検査」が無料で受けられる事業を実施しています。
 [ 対象者 ]
  ・県内に居住する次のいずれかに該当する者
  ① 妊娠を希望される又は妊娠する可能性の高い女性(妊婦は除く)
  ② 昭和54年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた男性
   ただし,次のいずれかに該当する者は除く。
   (1) 風しん(検査で証明)にかかったことがある。
   (2) 過去(平成26年4月以降)に風しん抗体検査を受けたことがあり,かつその記録がある。
   (3) 過去に風しんの予防接種を受けたことがあり,かつその記録がある。
   ※検査時には住所や年齢,抗体検査の受検歴等を証明する書類を御持参ください。
 [ 検査方法 ]
  採血で行います。
 [ 検査場所 ]
  協力医療機関 ※必ず事前にお問い合わせください。詳しくは徳島県ホームページをご確認ください。
 [ 検査料金 ]
  無料
 [ 実施期間 ]
  令和6年4月1日~令和7年3月31日まで 


 ※詳しくは徳島県ホームページをご確認ください。
 徳島県ホームページ https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/7206389/


風疹の予防接種(任意接種)

 那賀町では、風疹の流行及び先天性風疹症候群の予防を図ることを目的とし、予防接種に係わる診察料と予防接種料の一部を助成しています。助成を利用される方は下記の内容を確認し、接種を行ってください。(※任意接種を受けた後にもし健康被害があったときは、定期接種の保証内容と異なります。)
 [ 助成対象者 ]
  対象予防接種の実施日において那賀町の区域内に住所を有する者のうち、次の各号にいずれかに該当する者とします。
  ただし、風疹抗体検査は平成26年4月1日以降に実施したものに限ります。
  (1) 市町村等が発行するクーポン等による抗体検査を受け、風疹の抗体価がHI検査で16倍又はほかの検査方法でこれに準ずる値の者
  (2) 徳島県が実施する風疹抗体検査等推進事業による抗体検査を受け、風疹の抗体価がHI16倍以下又は他の検査方法でこれに準ずる値の者(妊婦を除く。)
  (3) 初回の妊婦一般健康診査において、風疹の抗体価がHI検査で16倍以下又は他の検査方法でこれに準ずる値の者(妊婦を除く。)
 [ 実施医療機関 ]
  わだ内科、山本医院、日野谷診療所、上那賀病院、木沢診療所、木頭診療所の町内医療機関に限ります。
  ※事前に医療機関にお問い合わせください。
 [ 助成の金額 ]

  1人につき1回を限度とし、下記のとおりとなります。ただし予防接種費用が助成金額に満たない場合は当該接種費用をその上限とします。
  ① 風しんワクチン       2,000円 ※接種費用と金額が異なります。接種費用は[助成の利用の仕方]をご確認ください。
  ② 麻しん風しん混合ワクチン  4,000円
 [ 助成の利用の仕方 ]
  助成対象者に該当される方は、実施医療機関にお電話でご予約をお取りください。
  持ち物は  ① 健康保険証
        ② 抗体検査の結果(※抗体価の記載があるもの
        ③ 接種費用(風しんワクチン2,500円、麻しん・風しん混合ワクチン4,000円
        ④ 印鑑
        ⑤ その他医療機関が必要とするもの

ワクチンの副反応について

  ワクチンを接種すると副反応が起こることがあります。内容は下記の通りです。
  ① 重大な副反応として、ショック、アナフィラキシーや血小板減少性紫斑病が報告されています。そのほかの副反応としては、稀に発疹、じんましん、紅斑、そう痒、発熱、リンパ節の腫脹、関節痛等を認めることがあります。成人女性に接種した場合、小児に比較して関節痛を訴える頻度が高いといわれています。 
  ② 麻しん風しん混合(MR)ワクチンの副反応の主なものは発熱、発疹です。ショック、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎、脳炎・脳症およびけいれん等の副反応が稀に生じる可能性があります。
 

お問い合わせ先

 その他わからないことがありましたら、下記へお問い合わせください。
 ・那賀町保健センター
  受付時間:8:30~17:15(土日祝除く)
  電話:0884-62-3892
  FAX:0884-62-3893
 

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