那賀町沢谷(旧木沢村)に自生する「タヌキノショクダイ」の第2回定期巡視を行いました。
第1回(H29.6.23)は少雨のため個体は発見できませんでしたが、今回第2回目(7.20)の定期
巡視時には、7個体の自生が確認できました。
杉葉の下などにひっそりと自生しているため、前回の記録をもとに慎重に枝葉を取り除き調
査を進めたところ、指先ほどの白い壺形の花が現れました。(◆画像は添付ファイル◆)
『タヌキノショクダイ(狸の燭台)』・・・ヒナノシャクジョウ科の腐生植物。葉緑体を持た
ず、全体白色。夏、高さ1~4センチメートルの茎の頂に一花をつける。花筒は壺形、三枝の
外花被は頂部で合着する。全体の形が昔ロウソクをともした道具である燭台に似ている。
タヌキノショクダイ自生状況(H29.7.20調査).pdf (PDF 1.51MB)
※指定地への立ち入り制限について※ <文化庁・徳島県教育委員会・那賀町教育委員会>
近年個体数の減少により、定期巡視及び学術目的に限り立ち入りを許可し、平成30年度末ま
で一般公開は中止しております。今後の自生状況により制限が延長される場合もあります。
希少植物を守るためにご理解くださいますようお願い申し上げます。