11月17日に剣山登山訓練を実施しました。
今回の登山訓練のコースは、木沢の岩倉槍戸にある奥槍戸登山口より入山し、
ジロウギュウ峠を経由して剣山頂上ヒュッテを目指すピストンコースでした。
上流活動隊の主な活動内容は、登山口までの危険箇所の確認、GPSを使用した登山コースのログ収集、
衛星携帯電話を使用した定期交信でした。
天候にも恵まれ、風も雲も少なく、冬季にも関わらず数名の登山客とも遭遇しました。
今回のログは、記録時間が約5時間、距離10.4キロ、最低高度1,528m、最高高度1,955m、消費カロリー約1,500kcalでした。
こういったログをGPSに記録することで、今後山の事故(滑落や転落、遭難など)が発生した際に有効活用できます。
例えば遭難者が自身のGPSを使用して位置情報を共有できたなら、早急に現地へ向かうことができます。
また、その場所が今回の登山経路に合致すれば、どれくらいの時間で遭難者の場所に到着できるかも割り出せます。
日本ではみちびき(日本版GPS)が打ち上げられ、2018年にはみちびき4機にて本格的な運用が開始されます。
登山される方は必ず登山計画書の作成、天気予報の確認、GPSの携帯、万が一に備えての装備をするようお願いします。