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お知らせ

森林バイオマスを活かすまちづくり

林業を基幹産業とする那賀町の森林バイオマスを活かすまちづくり計画は,搬出利用している森林資源量の約4倍に相当する切捨間伐材や林地残材等の膨大な未利用森林資源を活用して,従来の建築用材やパルプ原料利用以外の第三の新たな用途利用(バイオマスエネルギーとマテリアル利用)を開発し,また地域でのその利用体制を構築することで地域活性化を図るものです。
具体的には,木質資源の新たなマテリアル利用の鍵となるリグノフェノール等を生産する「相分離センター」と,バイオ液体燃料であるBTL生産や発電や廃熱利用を行う「バイオマスパワーセンター」,その二つのセンターに木チップや木粉を供給する「前処理センター」の三つの事業から構成されます。

取り組み状況

相分離センターは平成23年度に環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」に採択され,「相分離変換法を用いた木質バイオマスの全量活用型低コストエタノール製造技術実証研究」により相分離系連続変換プラントを那賀町わじき工業団地内に建設し商用機開発の基礎データ等を収集するための実証試験が行われます。(平成25年度まで)
また,バイオマスパワーセンターは平成20年度に経済産業省の「低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」に採択され,BTLトリジェネレーションプラントシステムの実証事業/「木竹等の未利用資源を活用したバイオ液体燃料(BTL)生産による低炭素社会づくり」が行われ,日本初のBTL製造に成功しました。現在は,液体合成の低圧化や炭化物での効率のより液体合成の試験が行われています。 

プラント
(左)相分離系連続変換プラント (右)相分離系連続変換プラント

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