高の瀬峡

2011年4月26日
高の瀬峡       高の瀬峡

 

徳島県観光百選第一位の、木頭「高の瀬峡」は、典型的なV字型渓谷で、剣山国定公園となっています。四季を通じて色とりどりに織りなす景観は素晴らしく、特に、「もみじ」では四国随一との賞賛の声も高い渓谷です。その景観は、天恵の渓谷美と雄壮な奇岩絶壁を彩るもみじの調和に神秘な魅力があるといわれ、秋には四国四県はもとより、遠く京阪神方面からの観光客が年々増えてきています。

 

日照磯

地元では、高の瀬峡から望める対岸の岸壁を「日照磯」と呼んでいます。(木頭では岩のことを「イソ」と呼びます)高の瀬峡には平家の落人が住みついたと伝えられる「平(たいら)」という地区があり、この地区に住む人たちは、昔から「日照磯」を見ることによって天候を予想していたと言われています。日照磯は雨が降る前には黒くなり、晴れが続く時には白くなるそうです。

木頭に住む人たちは山に囲まれた環境であったため、古くから林業や農業で生計を立て、衣食住にわたりすべて自給自足(そこから伝統技術「太布織」も生まれました)の生活をしていました。また耕土が浅く傾斜地の多い木頭の農地では、気象の変化により農作物への影響が大きく、かんばつの被害記録も多く残されています。そのため、木頭の人にとって天候というものは生活の存続に関わる一番の関心事でもありました。「日照磯」とはそういった木頭の歴史から生み出された、人が自然の中で生きるための知恵のひとつなのかもしれません。

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